示談交渉の相手は保険会社だと思え

事故後に被害者へのあいさつに加害者が来ただけで、示談の交渉は保険会社の社員が来るというケースが最近では多くなっている。示談代行付き保険の加入に増加に伴い、今日、損害賠償の交渉相手は保険会社が主であるとまで言われるようになってる。

これは、保険会社の人は加害者の代理人として来ているのである。この代理人は何も保険会社の人だけとは限らない。代理人は弁護士であったり、加害者の勤める会社の社長であったり、加害者の勤める会社の事故係であったり、加害者の身内であったりする。

加害者は代理人を自由に選任できるから、被害者としては、まずその代理人がどういう人物かを見極める必要がある。そして、事件屋の類であったり、不誠実に思われる代理人の場合には、加害者に対して、代理人を変えてくれと申し入れをすることも必要。

被害者の中には、どうしても本人と交渉したいという人もいる。しかし、加害者と被害者が示談の交渉をすれば、感情的になってしまい、中々交渉がまとまらない場合がある。また、通常、賠償金の相場などの知識が不足しているために、時間も長くかかる事も考えられる。

このようなことを考えると、代理人と交渉した方が良い場合もある。